« 2007年10月 | トップページ | 2007年12月 »

2007年11月

2007/11/29

ブローアップ!

Asc02508

S.I.C.匠魂

VOL.9.となる今回は、仮面ライダーThe Firstロボット刑事仮面ライダー響鬼がラインナップに上がっています。そしてそのいずれもが、本編劇中に登場したものと、そのカラーバリエーションであるという、このシリーズとしては珍しい布陣となっています。
それでは、「匠の技」をご覧ください。

まずは「仮面ライダー・The First」から、仮面ライダー1号2号
首はわずかですが動かせ、ポーズに表情を持たせることができます。
全体の雰囲気は『映画版』というよりも、石ノ森先生の「原作マンガ版」といったほうが近いかもしれません。

Asc02517
また、下半身と両腕は交換でき、別箱のサイクロン号に搭乗させられます。
サイクロンも、The First版の1号・2号用、それぞれがあります。
個人的には旧サイクロンをモチーフにした1号の方が好きですが、2号用(新サイクロン)の方が、取り回しは楽そうですね。

Asc02516
次は、今回のラインナップの中で、最もボリュームと情報量に溢れている「仮面ライダー響鬼」。ツチグモとの激闘の1シーンです。
台座のツチグモはやたら気色悪く(褒め言葉)、お腹には無数の卵まで抱えています。
虫のダメな人は総毛立っちゃうだろうなぁと思います。


Asc02515_2
響鬼のバリエーションは、夏限定の響鬼・紅(くれない)。
燃え上がる赤色がいい感じです。

Asc02509
最後は「ロボット刑事」から、主人公の「」。
台座となっている巨大な指は、Kの基地であり母である「マザー」のものだと思われます。
K本体もさることながら、このマザーの指がまた恐ろしく細かくできていて、透明素材をうまく生かしています。

Asc02512
Kのバリエーションとして、「ブローアップ」状態のものが2種類存在します。
1つはボディが赤く染まった(パワーアップ後の)もの、もう1つは上の写真、内蔵火器をフルオープンした戦闘形態です。

それまで、右胸のロボット破壊銃しか戦闘装備がなかったKは(本来は「刑事」ですからね)が、日々厳しくなるバドーの戦闘ロボットの猛攻に対し、自分でパワーアップを願い出、マザーに強化改造してもらったのが上の姿です。

当時子供だった私には、このKの最終形態は、衝撃的で非常に格好良かったのですが。
今になって思えば、常に人間のようにありたいと願っていたKにとって、自分を機械だと思い知らされるこのフォルムは・・・どんな気持ちだったのでしょうね。

Asc02510
時間軸が少しずつずれたキャラクターを同じフレームに入れていると、これもまた、石ノ森先生のマンガっぽいなぁなどと思ったり。

普段のシリーズだと、通常版と「アーティストカラー」と呼ばれるオリジナル彩色版が含まれていることが多いのですが、今回の色違いはすべて、本編に登場したものが再現されています。
独特の彩色も面白いのですが、個人的には劇中に登場したものを再現してもらった方が嬉しいので、今回のラインナップは非常に満足のいくものでした。


Asc02518

さて、ここらへんで年末特別企画

スタジオ・アイアンギア、並びに2番鑑Gear-Gearは、日頃のご愛顧にお応えして、この「S.I.C.匠魂・vol.8」より、
・仮面ライダー1号  ・同 2号   ・サイクロン号(1号用)
の3個セット(内容は未開封新品)を、先着1名様に差し上げます
送料は私が負担いたしますので、ご希望の方は、こちらの
「響鬼は自分で探してね係」までメールをお送りください。

(応募は速攻で締め切らせて頂きました)
もうすぐ年末、もっとも忙しい時期ですが、お風邪など召しませんよう。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2007/11/24

誤った運用

Asc02472_2
・・・のっけから、何か間違いまくった写真が出ていますが。

Asc02505
トミカ、ハイパーブルーポリスガードランナー
(写真右のパトカーは付属しません)
一見して、ちょっと大型の格納トレーラー程度に見えます。
しかし実は、非常に遊び甲斐のあるギミックが満載、かーなーり私たち向け(誰だ)の玩具でした。

Asc02477
まず車体後部のハッチを展開すると、中にはミニコンテナが2機搭載されています。
Aコンテナには、通常サイズのトミカ(別売)が収納でき、ボタン一つで発進操作が可能です。

Asc02478
またBコンテナは、各部を展開すると「移動式検問所」となり、レバーを動かして検問ごっこができます。メンテナンスチェックと見立てても面白いですね。

Asc02476
フロントゲート内にも、トミカ1台分を収納できます。
今回は付属品の牽引車を使っていますが、これがまた、2個のミニコンテナを連結させて牽引して遊べるという凝りよう。

Asc02506
車体ほとんどを占めるコンテナ部分は、フルオープンして野外コンサートみたいにすることもできますし、それ自体を取り外しすことも可能です。
また、車体後方部にはもう1台、トミカを収納するスペースがあります。

Asc02475
そして、本体はノーマル状態から「装甲フォーム」に変形が可能。
前部は装甲板をフロントガラスに展開し、両サイドからはスモークディスチャージャーが現れ、後部からは放水銃とサーチライトが出現します。この際、部品の取り外しや付け替えはありません。
さらに、別売のハイパーレスキューシリーズなどとは、コンテナの交換や相互合体が可能なのですが、それはまた別の機会にでも。

何だかもう、「これでもか」という遊び方の宝庫です。
ここまで遊び方を広げてもらえれば、受け手としてもワイドに遊ぶのが礼儀というものです。
そう思ったのかどうなのか、私が目を離している隙に、うちのマブが再現していたのが・・・。

Asc02474
冒頭の写真というわけです。
出撃準備をしているのは、マグネット・アクションシリーズのドム。
黒い三連星3機を(無理すれば)搭載することができます。
武器を後方ゲート内に、モビルスーツ本体はコンテナ内に収納し、移動とメンテナンスを行うという(脳内)設定のようです。

Asc02473
同シリーズのマゼラアタックも、フロントゲートから発進が可能です。
1台で、モビルスーツ1個小隊と支援車両が運搬できるのなら、運用効率も良いですね。

このガードランナーは、こうやって勝手な妄想遊びが堪能できる、実によく考えられたアイテムです。
トミカ本来の遊び方からは離れてしまうかも知れませんが、玩具というものは「遊ぶための道具」なのですから、そういう振れ幅が大きければ大きいほど、玩具としては優秀なのだと思います。

| | コメント (10) | トラックバック (0)

2007/11/19

電車の中の電車王

Asc02502
電王を知らない人には、もはや、何の写真だか見当が付かないでしょうね・・・。

Asc02493
アクションライナーシリーズ・NO.11、DXキングライナー
仮面ライダー電王のデンライナーを始めとする「時の列車」のターミナルであり、駅であり、修理基地でもある、まさに電車の王様です。赤い焼き芋じゃないよ。
後部パンタグラフは音声ギミックのスイッチになっていて、発信音などを鳴らすことができます。

Asc02494
ボタン1発で基地モードに変形、タラップを展開し、各ライナーシリーズを通過させたり、内部に格納することができます。

Asc02495
その状態だとサウンドギミックが変化し、かなり凝った「いかにも未来のターミナル」な感じの音が流れます。やっぱり子供の玩具だから、こういった雰囲気を高める機能は大切ですね。

Asc02501
そしてもちろん電車ですから、他のライナーシリーズを牽引するための先頭車両にもなります。
この写真では9両編成ですが、デンライナーシリーズはあともう3種(4台)繋げることができます。しかし我が家では、ここまで延ばすのが、部屋としての限界でした。
何というのか、日本の家屋向きではないシリーズですねぇ(笑)。

Asc02497
ゼロライナー(ドリル)を内部に格納したところ。
何とも言えないカオスな雰囲気。

かつて本編では、ロッドフォーム=ウラタロス=が、ゼロライナーの戦い方(車体の屋根部分をプロペラにし、ヘリコプターのように滑空する)を見て、
「あれ、もう、電車じゃないよね」
と言っていましたが・・・。

キングライナーは、
「これ、もう、仮面ライダーのアイテムじゃないよね」
という気がします。好きですけどね、こういうの。

| | コメント (5) | トラックバック (0)

2007/11/15

お前の望みを

Asc02486
グシャ。

Asc02485
トーキングイマジン・DXモモタロスイマジン

モモタロスは、仮面ライダー電王に登場する仲間のイマジン(未来からの侵略者・・・のはずですが、モモちゃん本人は、おそらく何にも考えていない)です。
冒頭の写真では、第1話、モモタロスの一番思い出深いシーンを再現してみました(笑)。

Asc02482
造形は非常に細かく、スーツの質感や独特の模様の塗り分けまで、キッチリ見事に再現。
モモタロスのフィギュアとしては最高の出来映えです。 モモちゃん、意外と格好いいのね(失礼)。


Asc02484
隣にいるのはMotion Revive Seriesのウィングフォーム(いわゆるミクロマンサイズ)。

さて、この商品の最大の特徴は、商品名である「トーキング」。
腰のモモ型のボタンを押すと、モモタロスが劇中通りのセリフを喋るのです。

電源スイッチを入れると「俺、参上!
その後、スイッチを押すたびに
何だとてめぇ?」「このハナクソ女!
クライマックスだぜ!」「コーヒー!おかわり!
と、ランダムに喋ってくれます。
もちろん本人の声で。その数、およそ200種類だそうです。

また、何度もボタンを押しているとだんだん機嫌が悪くなり、
そんなに呼ぶんじゃねぇよ!
とブチ切れ始めますが、さらに続けて数回押すと
そんなに・・・俺と話したいかい?
とご機嫌が直り、モモちゃんのツンデレぶりを堪能させてくれます。

Asc02483
さらに、ボタンを長押しすると、ジャンケンモードに入ります。
密かに暖めていた、俺の必殺技!行くぜ!
と言い出した後、「ジャンケン! パー!どうだ!
などと、こっちと遊んでくれようとします。
なんて可愛いヤツなんだ。


モモタロスは、そのキレの良い演技や小気味良いセリフ回し、そしてハナちゃんへの負けッぷり(笑)によって、実に見事な「生きているキャラクター」になりました。
番組開始当時は、「桃太郎の『鬼』」が、こんなに愛されるキャラクターになろうとは、想像もしていませんでしたよ。

これまでの仮面ライダーでも、こういったサウンドギミックを内蔵したフィギュアはありましたが、いずれも変身や戦闘の効果音が鳴ったりするものがほとんどでした(まぁ当たり前ですが)。
こんな「鬼」の顔をしたキャラクターのおしゃべりアイテムが発売されるということ自体、凄いことだと思います。それほど、モモタロスのキャラが際だっており、視聴者にも愛されているということなのでしょう。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007/11/11

夢見る奇跡

Asc02461
パワーアップ予想図(いや知りませんけど)。
これではまるでセーラームーンですが、映画版の予告とか見ていると、やりかねないような気も。

Asc02463
ACTION FIGURE COLLECTION「Yes!プリキュア5」より、キュアドリーム
顔はかなりアニメのイメージが再現されており、非常に良く似ています。
特徴的な髪型もキッチリ立体化され、ボリュームたっぷり。
もっともそのために、自立するのはかなり困難で、スタンドなどが必需品となります。
・・・しかし何故か商品にはスタンドが付属せず、そこだけはちょっと残念な点です。
(今回の撮影には、そこらに転がっていたもので代用しています)

Asc02471
キュアドリームは、プリキュア5人組のドジなリーダーだけど、やる時はやるという、 お約束の女の子です。
最初は、何で他のメンバーが彼女をリーダーに選んだのか理解できない部分もありました。(常識的に言えば、リーダーはアクア姉さんでしょう)
しかし、キュアドリームだけが初代プリキュア以来の「ヘソ出しコスチューム」の伝統を受け継いでいることを考えると、そんなところがリーダーなのかと(おい)。


Asc02465
アクションフィギュアとしてもかなり可動域が広く、膝を深く曲げた時に関節部が露出してしまうことを除けば、非常に優秀な部類に入ると思います。

この後、残りの4人もラインナップされているそうですが、さすがに全員揃えるのは厳しいところです。
ただ、アクア姉さんだけはちょっと欲しいなぁ。あの髪型がどうやって再現されるのか、見てみたいですし。

| | コメント (5) | トラックバック (0)

2007/11/07

特撮仮面乙女

Dsc02458

GIRLS IN UNIFORM(特撮制服乙女)。
特撮ヒロインたちを可愛らしくアレンジしたこのシリーズですが、今までは戦隊シリーズの乙女たちがラインナップの中心でした。
今回、特別に「MASKED RIDER EDITION」として、平成ライダーのヒロインたちが乱入してきましたので、ご紹介しましょう。

Dsc02457
まずは最新作「仮面ライダー電王」より、ハナちゃん
ライダー史上最強のヒロインとその名も高い、特異点の女の子です。
・・・何せ、イマジンも忍者も素手でブッ倒す人ですからねぇ。

勝ち誇った顔が愛らしく、また踏まれたモモちゃんが痛々しい(笑)。

Dsc02443
それにしても、絶妙なアングルです。
モモちゃん、絶対見えてげふんげふん

Dsc02444
続いては同じく電王から、デンライナーのアイドル、ナオミ
個人的な見解ですが、今回のラインナップの中で一押しなのは彼女です。
コケティッシュなポーズと表情が抜群。
この写真では見えませんが、持っているコーヒーが、あの「毒々しい色」なのが笑えます。

Dsc02454
背中の摩訶不思議なデザインも再現されています。
また、左手は例のヘンテコなドリンクの持ち手にも交換できます。

Dsc02442
仮面ライダー響鬼からは、もっちーやみどりさん、立花姉妹を差し置いて(?)、天美あきらがチョイスされました。
まぁ、女性陣の中で、まがりなりにも変身したのは彼女だけですから、当然と言えば当然なのですが。

・・・もう一人、変身した女性もいましたが、あれはおばあちゃんだったからなぁ(^^;)。

Dsc02441
腕を差し替えると、通学スタイルにもなります。

余談ですが、やっぱりこの子には「鬼」になって欲しかったですねぇ。
いや、変身解除後を期待して、ってわけじゃないよ?
ホントだよ?

Dsc02456
仮面ライダー龍騎からは、映画のみに登場した、仮面ライダーファム=霧島美穂
真司くんとの切ない恋は泣けました。

Dsc02455
デッキを構えた姿が凛々しく、今回の中では2番目にお気に入りです。
それにしても、女性キャラだから仕方ないとはいえ、契約モンスターが白鳥というのはいかにも弱ッちぃ(^^;)。
もっと強そうなヤツを契約相手に選べばいいのに・・・と思ったものです。

Dsc02439
仮面ライダーアギトからは、警視庁が誇る頭脳・小澤澄子
G3シリーズを開発した天才だけど、ビールと焼き肉が大好きなあたりが、とても好感が持てました(そこかよ)。他人を鼻にもかけないように見えて、ちゃんと評価するところは評価しているあたりも可愛らしかったですねぇ。
このフィギュアも、実に良く「小澤さんぶり」が出ていると思います。

Dsc02436
最後に、仮面ライダー555から、謎の告知者・スマートレディ
スマートブレイン社の広告塔であり、社長秘書でしたが、誰に従っているのかは最後まで不明な、ミステリアスな人(いや、人かどうかも疑わしいけど・・・)でした。
今回のラインナップの中では、唯一の「敵側のキャラ」です。

Dsc02440
そして、シークレットが「喪服のスマートレディ」。
木場君と結花さんの教育係だった、戸田さんが倒された時に着ていたスーツですね。
ノーマルのものとは全く雰囲気が変わりますし、こういった意味のあるシークレットは嬉しいところです。

さて、ここらへんで久しぶりに、年末間近特別企画

スタジオ・アイアンギア、並びに2番鑑Gear-Gearは、日頃のご愛顧にお応えして、この「MASKED RIDER EDITION」より、
・ハナちゃん  ・ナオミちゃん  ・霧島美穂
・天美あきら  ・小澤澄子

のセット(内容は未開封新品)を、先着1名様に差し上げます
送料は私が負担いたしますので、ご希望の方は、こちらの
「ライダーガールと言えば山本リンダ係」までメールをお送りください。

なお、スマートレディはシークレットの関係もあり、差し上げられるほどダブっていないので、ご自分でお探し下さいね。
(応募受付はあっという間に締め切らせて頂きました。すいません)

またの機会まで。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2007/11/02

赤射!蒸着!

Dsc02412
宇宙刑事ギャバン宇宙刑事シャリバンは、
(株)メガハウス製、ActionWorksのシリーズである!

Dsc02422
当初私は、意外と小さめなそのサイズに、落胆を隠せなかった!
だが彼らを動かしてポーズを付けた途端に、その評価は一変するのだ!
では、その変心プロセスを見てみよう!

Dsc02421
宇宙!

Dsc02417
刑事!

Dsc02414
ギャバン!

どへー!カッコええ!参りました!


・・・ああ燃えましたよ。久しぶりに。

このActionWorksのシリーズは、小振りなサイズながら、もの凄く可動範囲が広く設計されています。
肘や膝はもちろん、肩までも2重関節で、二の腕を大きく胸の前に持ってくることができるようになっています。そのため、宇宙刑事のポーズの特徴である「身体を限界まで引き絞ったような溜め」が、実にそれっぽく決まります。
また、お腹部分に関節があるため、胸と腰のアーマーがくっつくくらいまで、身体を大きく曲げることもできます。

Dsc02429
Dsc02428
さらに、キャラクターごとにそれぞれ異なる素体の設計がされているようです。
シャリバンは張り出した胸アーマーが特徴ですが、それは同時に可動の妨げとなります。
しかし、このシャリバンの胸アーマーは、左右にスライドするように設計されています。そのため、腕を胸の前に持ってきても、腕の妨げにならないようにアーマーを「逃がす」ことが可能です。

Dsc02424
宇宙刑事シリーズは、いろんな面でエポックメイキングな番組でした。メタルに輝くスーツ、斬新な演出の数々、聞くだけで血がたぎるBGM。
そして何より、ダイナミックかつ、指先までビシィッ!と神経のこもったアクション。

人気番組でしたから、いろんな商品が発売されましたが、ここまで当時のポーズを再現可能なフィギュアは初めてではないでしょうか。良い時代になったものです。
クライムバスターの持ち手が緩かったり、ほんの少し残念な点もあるので、そこら辺の改良は次のシャイダー以降に期待します。

| | コメント (5) | トラックバック (0)

« 2007年10月 | トップページ | 2007年12月 »