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2007/10/02

ここから正義の花道

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嗚呼、逆転王・・・。

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BRAVE合金NO.10は、タイムボカンシリーズ・逆転イッパツマンより、逆転王が見参。
なんだかもう、ムッチャクチャに格好いいんですけど。

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逆転王は、タイムリース社が誇る時空移動運搬機・トッキュウザウルスに隠されたリリーフシステムで、いざというとき(つまり毎週)、そのボディから変形して出現します。
当時の玩具でもほぼ完全変形が再現されていましたが、さすがに21世紀に時間を超えて登場しただけあり、出来映えは素晴らしいの一言。

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トッキュウザウルス時には、頭部のトサカスイッチを押し込むことで両目のハッチが開き、また別パーツの舌(搭乗用スロープ)で乗り組みのシチュエーションも再現できます。

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そして、トッキュウザウルスのボディと、どこからともなく飛来した弾丸ヘッド号が合体し、逆転王の完成。

トッキュウザウルスの胸パーツは、背中に回り込んで逆転王のバーニア(翼)になるのですが、何とビックリなことに、その際に「TZ(トッキュウザウルスの頭文字)」のマークは回転して収納され、逆転王になった時には、外からは見えなくなります
また拳のパーツは、トッキュウザウルスと逆転王とで色と形状が変化するのですが、それも単に差し替えパーツで再現するのではなく、ちゃんと腕の内部で回転して入れ替わるようになっています。(回転自体はかなり苦しいのですが)
当時のタカトクトイスの玩具からすれば、目から鱗が落ちるような進化の仕方です。
伊達に21世紀になっていないです。

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逆転王の余りパーツは、リリーフドンに変形し、そこらをうろつきます(おい)。

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劇中でも非常に印象的だった、正義刀と逆転シールドも付属。
各関節は(変形の都合もありますが)かなり良く動き、アクションフィギュアとしても文句なし。

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逆転イッパツマンは、タイムボカンシリーズとしてはかなり異色作でした。
他のシリーズに比べれば、割とシビアな話が繰り出されていたり。
レギュラーの三悪が中間管理職のサラリーマンで、毎回負けるたびに、赤ちょうちんで愚痴をこぼしあっていたり。
その甲斐あってか、「シリーズ初!悪が勝つ」などという、最初で最後の栄誉ある転機を任されたり。(まぁ、三悪の力で勝ったワケじゃないんですが)
そのため、他のシリーズよりも記憶に残っているという人も多いと聞きます。

私が印象深いのは、やっぱりその「歌」ですね。
主題歌「イッパツマンの歌」の、まさにアニメソングの王道である、畳みかけるような気持ちの良さ。
エンディング「シビビーン・ラプソディ」の、身につまされる社会人の哀しさ。
そして、ロボットアニメの歴史に残る名曲「嗚呼、逆転王」の、ストイックなまでの格好良さ!

やっぱり、四半世紀を過ぎようとも記憶に残るものは偉大だなぁ、と思うのでありますよ。

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コメント

> ところで、リリーフドンに逆転王は搭乗可能なのでしょうか?

おっしゃるとおり、劇中では乗って戦ったことがありましたし、タカトクトイでもできた(ような気がする)のですが、

残念ながら、このBRAVE合金では

「やってできないことはないですが、とても危ないです」

という状態です。

> タカトクトイ。懐かしいですねぇ。あのクローバーと同じく、もう作る玩具作る玩具。何て言うんでしょうか、スバラシィッ!

はい、何というのでしょうか、「売れる」とかそういうリサーチとは縁遠いっていうのか(おい)。

> でも、Xボンバーとか良作も出していた会社なんですよねぇ)。

Xボンバー、そしてビッグダイXの玩具は出来が良かったですね。
例え、その変形が劇中と違っても!
変形することに意味なんかなくても!

> それにしても劇中よりもカッコよいのかしらと思わせる原因は、やはりそのメタボ脱却したお体なのでしょうか。

そこが一番のポイントだと思います。
うちにも、当時品の逆転王がありますが(発掘不可)、そのマッチョ・・・いや、太ッちょなボディは・・・時代を感じさせます。

次のBRAVE合金は三冠王だそうですが、こっちは私も当時品を持っていないので、とても楽しみであります。

> にっこり笑ってはっしりだすー♪きょーりゅうマシンだパオパオー!♪

パオ♪ パオ♪ 出勤パオ♪

> それはもう、山本正之氏が素晴らしいからですよ。もう、生で聞けたときには思わず拝みました。

ああ、いいなぁ!思わず一緒に歌ってしまいますよね、山本先生の歌は。
もしくは、一緒に(子供の声で)コーラスを入れたくなったり。

投稿: 腰原仁志 | 2007/10/05 21:52

わーい、一発合身の新作だぁ!

 素晴らしい逆転王ですね。仰られる通り四半世紀前とは大違い。でも、過去の出来もそれなりに良い出来であったのですけどね。

タカトクトイ。懐かしいですねぇ。あのクローバーと同じく、もう作る玩具作る玩具。何て言うんでしょうか、スバラシィッ!

媚びない、詫びない、怯まない!良い意味で、こだわりを感じさせてくれました(※怯んでいたら、ガッタイガーなんか発売出来ません。でも、Xボンバーとか良作も出していた会社なんですよねぇ)。

バンダイと違って、それほど商業!に燃えていなかったのが後々の残念な事につながるのかな。などと今思うのです。

それにしても、流石はタカトクトイのデザイン。モロ、ダイケンゴーの匂いがプンプンしますね。だから大好きなんですけど。バンダイじゃ考えられませんね。


 それにしても劇中よりもカッコよいのかしらと思わせる原因は、やはりそのメタボ脱却したお体なのでしょうか。元々、角の多用されていたデザインですので、どうしても太ってみてるのはイタシカタナシ。

こうして現実世界に降臨なされると、なんとカッコイイ事か。もう、2-3の声が聞こえるでイカンワー。

にっこり笑ってはっしりだすー♪きょーりゅうマシンだパオパオー!♪


>大河原デザインの柔らかい表情ながらも凛としている姿は正義のロボットの王道を歩いていますね!!

もっさん様の仰られるとおり!これぞ王道ですよ。最近のロボットアニメって本当…(グチグチグチ

>私が印象深いのは、やっぱりその「歌」ですね。

それはもう、山本正之氏が素晴らしいからですよ。もう、生で聞けたときには思わず拝みました。


 なにやらこの後には、三冠王まで飛来しそうな感じですが…。付属品にダイヤモンド弾丸付き!…ってお幾らになんのよ。

しかしながら毎度の事ですが、いい時代になったものですねぇ。財力が乏しい私には厳しい話ですけどねぇ(トホホ

投稿: 弐々 師走 | 2007/10/03 22:04

おおおっ何気に21世紀基準ともいえるチンコ立ちが出来るとは素晴らしいの一言ですね。

大河原デザインの柔らかい表情ながらも凛としている姿は正義のロボットの王道を歩いていますね!!

ところで、リリーフドンに逆転王は搭乗可能なのでしょうか?

劇中で乗っかった事があったと思うのですが。

投稿: もっさん | 2007/10/03 21:08

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