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2007年8月

2007/08/30

怪鳥の咆吼

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(株)やまと製、完全変形SV-51γ
マクロスゼロに登場した、反統合同盟軍の可変戦闘機が立体化されました。

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オーバーテクノロジーの固まりであるその機体は、マクロス史上では、初めて実戦に投入された可変戦闘機ということになっています。
ファイター(戦闘機)形態だと非常に大型なのに、バトロイド(ロボット)形態だと細身の不安定な体型になるというアンバランスさがたまりません。
この製品でももちろん、差し替えなしで完全変形を行います。その過程は非常に複雑で、まるでパズルのようです。

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まずはファイター形態。
旧ロシアの戦闘機をイメージさせる「細く長くキュッと来てバーン」なフォルムは、格好いいったらありゃしない。
上の写真では、ブースターやミサイルは外していますが、武装を外した方が、むしろ凶悪に見えるような気すらします。

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異形のガウォーク形態。
一般的なバルキリーシリーズと異なり、主翼が付け根や真ん中でフレキシブルに動かせるため、いろいろと機体に表情(?)をつけることができます。
主翼の中央部ヒンジにはロック機構があり、ファイター形態で水平に広げた場合でも、ヘタレて来る心配が要りません。ここら辺の、細かい気配りはさすがです。

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最後はバトロイド形態。
今までの完全変形シリーズと異なり、スタンドが標準で付属します。3形態どの状態でも、それぞれ専用のジョイントを使えば、安定して飾っておくことができます。

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10mの異星人をぶん殴る」という、バルキリーシリーズ開発本来の目的(ええっ?)には、やや力不足かも知れませんが・・・。


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とにかく、この戦闘機としてのフォルムは、数ある可変戦闘機の中でも(個人的に)一番魅力的と思います。もう純粋に、飾っていて格好いいですからね。

劇中では壮絶な最期を遂げてしまった機体ですが、戦果を上げて、その技術が統合軍にフィードバックされでもしていたら、後のバルキリーシリーズは、また異なったものになったのかも知れません。
具体的には、こう、VF-1の翼が丸められるとか(何の意味が)。

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2007/08/25

新たな炎

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真龍!ハイドロ・ブレイザー!

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CM'S製・メカアクションシリーズガイキング」。
キャラクターとしての「Legend of DAIKU-MARYU」のガイキングは、超合金版やリボルテック版、完全変形版など、既にいろんなメーカーから発売されています。
後発のこのメカアクションシリーズでは、後に発売される2機と組み合わせることによって、究極形態の「ガイキング・ザ・グレート」になることがアナウンスされています。
(既にパッケージには、ほぼ完成型と思われるグレートの姿があります)

そのためでしょうか、プロポーションは他のシリーズとはやや異なっているように思えます。具体的には、頭部や腕が少々小さめで、腹の顔や脚がやや大きめのような気がします。

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また、手足の装甲が鋳鉄のようにモールドされているのも特徴です。
異世界の職人さんが叩き上げて造った…というより、炎の巨人と化した時の焼けこげぶりを表現しているかのようで、これはこれで面白いかも。

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関節も固めのクリックが入っており、保持力は十二分。
また可動域はかなり広く、拳法アクションも楽々こなせます。

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特に股関節は、パンツ(?)部分の装甲が分割されているため、上の写真のように大きく脚を広げることも可能です。

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サイズとしては、リボルテック版のガイキングに近いかも知れません。
同じ素材を得ておきながら、ここまで違うアレンジになるとは、造形の道も奥が深いですねぇ。

このアイテムの真価は、残りの2体の巨人、ライキングとバルキングが発売されてからなのでしょうが、それを待たずとも十二分に楽しめる出来映えです。

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さて、ここから一体どうなるのか。
パッケージを見る限り、グレート合体した時に使われるパーツはごく少数のような気もするんですが。いずれにしても、この続きが非常に楽しみです。

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2007/08/22

黒いレイバー

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「ぐりふぉん
     参上」

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BRAVE合金09、シャフト・エンタープライズ・ジャパン製、試作レイバー・TYPE-J9
通称「グリフォン」(FLIGHT UNIT Ver.)。
シャフト・エンタープライズの持ちうる技術を総動員した、最高のデモンストレーション用レイバーとして生まれました。
この玩具でも、「黒いレイバー」としての気品高い美しさは十二分に再現されており、艶あり塗装が実に綺麗です。

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関節部の布カバーは可動を妨げず、結構良く動きます。
やっぱりグリフォンは、デカイ翼がある方が(アクアユニットよりも)格好いいですねぇ。

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また、特徴的なコックピットハッチの展開も再現。
キャラクターとしての位置もそうですが、この展開の方法を見ると、グリフォンというのは
「パトレイバーに於けるブラックオックス」
だったんだなぁと 、あらためて思ったり。

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BRAVE合金シリーズのパトレイバー・イングラムと並べてみると。
同じ「レイバー」のデザイン上にありながら、量産を想定しないヒロイックなスタイルが実に格好良く、「ああワルモノ」と思える凶悪さがたまりません。

やっぱり「黒くて強いワルモノ」は良いですねぇ。

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2007/08/17

光出でよ、汝

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グランゾート!

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S.U.G.O.I アクションフィギュア魔動王(マドーキング)グランゾート
月面の魔法世界・ラビルーナに伝わる、炎と大地の守護神です。

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最も印象的な召還シーン・・・フェイスモードに完全変形。
描かれた魔法陣の中、大地を割り出現するその迫力の前では、
「・・・なんで顔なの?」
という疑問なんかすっ飛んでしまうほどでした。

・・・何で顔だったんだろう。

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プロポーションやディテールは文句なし。
独特の4等身のバランスもバッチリです。

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「一刀両断・エルディカイザー!」

腕や脚の可動範囲も十二分です。
元々のデザイン上、手足が短いので、いくら脚を動かしてもあんまりポーズは変わらないのですが、まぁこれはしょうがない。

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グランゾート自体も好きでしたが、後半でパワーアップしたスーパーグランゾートも、白を基調とした気品あるデザインが大好きでした。
毎回のクライマックス=スーパーエルディカイザーによって召還されたガイアドラゴンと共に大地を駆け抜け、敵を叩き斬る必殺技のシーンでは、問答無用の破壊力にシビれたものです。

確かこんな感じでしたっけ。

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・・・何だか違うような気もしますが、まぁとにかく、
このシリーズでスーパーグランゾートも出して欲しいなぁ、と。

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2007/08/12

呉越同舟

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香港大決戦!
(画像のロケ地は日本です)

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呉越同舟獣拳合体ゲキリントージャ
獣拳合体DXゲキトージャと、獣拳合体シリーズSP・リンライオンリンカメレオンが合体した姿です。
リンライオンはいざ知らず、カメレオンはただ手で持っているだけなんですが、これを「合体」と呼んで良いものかどうか。

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リンライオンは、ゲキトージャとの合体時、頭部が胸に、胴体が肩アーマーに、背中とシッポが剣になります。構造としては、ゲキエレファントとほぼ同じようなものですね。
後ろに伸びたタテガミのせいで、「・・・ヒツジ?」とか「・・・ピエロ?」とか思ってしまいますが理央さまごめんなさい

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カメレオンは、ちょっとだけ舌が伸びます。
メレ様カワイイよメレ様。

今回、拳の向きが反対だったり、チーターの脚がひっくり返っていたりと、いろいろ写真に不手際がありますがご容赦下さい。

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合体後を正面から。
やっぱり胸ライオンがあると違いますね。

さて、このゲキリントージャですが、玩具としては(個人的に)残念なところがあります。
映画でもブン回していた巨大な剣ですが、普通に拳に対して垂直に持たせることができません。肩から担ぐように、腕とほぼ並行に持たせるようになっているのです。
おそらく電動ギミックとの兼ね合いなのでしょうが、やっぱり剣は構えて持たないと・・・。

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そこで、ちょっとしたパーツを自作しました。
そこらに転がっていたジャンクを改造しただけですが、ゲキリントージャの剣の持ち手に穴をはめ込み、90度回したグリップを持たせるようにしてあります。

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もちろん取り外しもできますが、リンライオンの胴体内部はほぼ空洞なので、このままライオン形態にすることもできます。
これをゲキリントージャに持たせると。

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ほら。
やっぱり戦隊ロボの剣はこうでしょう。

この猫科最強合体(違うの1匹混じってますが)を見ると、これこそが完成型で最終合体に思えてきますが・・・果たして、TV本編に登場することはあるのでしょうか。

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2007/08/09

お前のドリルで

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天を衝け!

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最初に申し上げますが、私の地方ではこのアニメは放映されておらず、たまたま上京した時に1回見ただけですので、勘違いなどありましてもご容赦下さい。

インパクトモデルシリーズグレンラガン
天元突破・グレンラガン」の主役メカ・グレンラガンのフルアクションフィギュアですが、これがまた、単にフルアクションとかいう単語ではくくれない、驚くほどの可動域を誇るアイテムです。
膝は2重関節(しかも曲げた時に膝裏の装甲が沈むので、素立ちの時のフォルムも破綻しません)、足首に至っては、引き出しギミック付きの3重関節という拘り方です。
もちろんそれらによって、上の写真のような、もの凄く安定した接地感のあるポーズを取らせることができます。

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胸のグレートブーメラン(違)を持たせるには、胸パーツごと取り外し、サングラスのない胸部と差し替える必要があります。
しかし このド迫力のカッコ良さを見てしまうと、もう
「差し替えだろうが何だろうが、気持ちの良い方が勝ち」
だという気がしてきます。

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また腰のアーマーなどが軟質素材なので、プラモデルなどでは思いっきり破綻しそうなポーズを取らせても、全く問題ありません。
むしろアニメ本編のイメージに近いほどです。何か凄いんですけど、このフィギュア。

今まで、「ハッタリの効いた格好いいポーズ」を取らせて様になるアイテムとしては、(個人的には)リボルテックシリーズがダントツでNO.1でした。
しかし、いきなりその地位を、このインパクトモデルがかっさらってしまったような感じさえあります 。純粋にポーズ付けが楽しい、そして気持ち良いアイテムなんて、そうザラに出てくるものではありませんからね。
この夏一番、掛け値なしにお薦めの逸品です。

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2007/08/05

くまぜみのなく頃に

先日のクイズ記事の際、「ある特定の」ネタがいくつか出てきたので、せっかくだから今回はそれに限定してやってみようと思い立ちました。
ご興味のある方は、またしてもチャレンジしてみて下さい。

さてここから問題です。
以下の写真は、いずれもちょっと懐かしい玩具の一部分です。
それらの「キャラクター名(もしくは商品名でも何でも可)」を当ててください。
なお写真はジャンクみたいなものが多いので、色落ちや傷、足りない部品、貼ってないシールなどがありますが、ご容赦下さい。

また今回は、登場する玩具にはみたまんま、一定の「法則」があります。とにかく黒い、これに尽きます。
しかし、黒いヤツだからと言って、必ずしも限定版だとかそういったものでもない連中もいますので、ご注意下さい。
前回のは、問題が簡単だった(ええっ(^^;))というご意見が多かったので、今回はちょっと難しくしてありますからね。えへへ。

それでは、張り切ってどうぞ。


Q.1 (難易度:D

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これは初級編。割と簡単ですね。
この変形パターンは、元祖のものを実に見事にアレンジしてあり、美しい完全変形のシステムには唸らされたました。

Q.2 (難易度:C

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これも割と簡単。印象的な部分ですからね。
黒いバージョンと言えば、あくまで玩具としてのバリエーションで、TV本編には登場しないものがほとんどです。
しかしこれに限っては、まさかの本編デビューを行ってくれたため、ドラマの盛り上がりと合わせて、TVの前で感動したものです。


Q.3 (難易度:B

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ちょっと難しくなります。…が、まだ許容範囲でしょう。
私はコイツが大好きでしたよ。実に良いアニメでしたよね。


Q.4
(難易度:A

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そろそろ、マニアックになります(いやみんなそうだけど)。
わざと、分かり難い形態を選んでみました。


Q.5
 (難易度:S

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難易度最高峰。
さすがに、コイツがすぐお分かりになる方は、そうはおいでにならないと思います。
オチのためだけに引っ張り出してきましたからね。

ヒントとして申し上げますが、TVキャラクターではありません

さて、いかがでしょう。何問お分かりになりましたか?
全問正解の方には、特に何もありませんけど、お楽しみ頂ければ幸いです。

答えは、<<続きを読む>>の「あぶらぜみのなく頃に・解」で。

続きを読む "くまぜみのなく頃に"

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2007/08/01

TFのある光景

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イジェ~クト。

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TRANSFORMERS MUSIC LABELSOUND WAVESPARK BLUE VERSION
他にも、全身が真っ白のバージョンもありますが、私は思い入れ深い青を選びました。

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昔の(カセットテープの)ウォークマンを思い出させる、そのフォルム。
往年のトランスフォーマーファンには懐かしい、あの人が帰ってきました。
デストロンの情報参謀、サウンドウェーブです。

もちろん平成のこの世に新たに蘇るのですから、ただのトランスフォーマーではありません。本当に音楽を再生できる、miniSDを利用したオーディオプレイヤーになったのです。
胸の扉を開け、miniSDを差し込むと、正面のスイッチでMP3ファイルの音楽再生が可能です。
使用できるminiSDカードは1GB以内という制限はありますが、実用には充分です。

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そしてもちろんトランスフォーマーですから、きちんとロボットに変形します。
スタイルは、元祖の玩具よりもずっとバランスが取れており、時代の流れをしみじみと感じます。
(ここまで変形させるのに、差し替え・取り外し部品はありません)

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手首を表情のあるものに差し替え、銃や肩のランチャーを差し込むとこの通り。
ダイナミックなポーズ付けも難なくこなします。
変形機構を兼ねた関節部分は非常に良く動き、サウンドウェーブって、こんなに格好良かったっけ?などと、昔に思いを馳せたり。

このサウンドウェーブには、一応イヤホンが付属しますが、せっかくですから仲間と揃えてやりましょう。

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ワンタッチで巻き取れるコードリールと、少々大きめなイヤホンの正体は。

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サウンドウェーブと同じく、デストロンのRUMBLEランブル)とFRENZYフレンジー)。
変形自体は見たまんま、かなりシンプルですが、背部がイヤホンになっていて、変形後もそのまま音を聞くことができます。 少々手足が邪魔ですが。

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もうすぐ映画が公開されますが、彼らはこの夏の映画とは、特に関係がないようです。
しかし、身近なものがある日突然動き出すという点では、非常に志が近い連中であり、侵略の先兵としてはもってこいと言えるでしょう。

彼らは、実はひっそりと人間社会に潜伏し、地球征服のチャンスを窺っていたが、パソコンからMP3ファイルをダウンロードした際、地球産のウィルスに侵入され、機能を停止してしまっているので、結果的に地球は平和だった・・・なんて展開も面白いかも。

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ただ、こうしているとどうしても、

♪ ボックンは 歩く身代金~ ♪

と歌う、カメを散歩させて歩くお金持ちを思い出しちゃったり。

♪ リッチな挨拶 そう 友だその辺でやめれ

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