怪鳥の咆吼
(株)やまと製、完全変形・SV-51γ。
マクロスゼロに登場した、反統合同盟軍の可変戦闘機が立体化されました。
オーバーテクノロジーの固まりであるその機体は、マクロス史上では、初めて実戦に投入された可変戦闘機ということになっています。
ファイター(戦闘機)形態だと非常に大型なのに、バトロイド(ロボット)形態だと細身の不安定な体型になるというアンバランスさがたまりません。
この製品でももちろん、差し替えなしで完全変形を行います。その過程は非常に複雑で、まるでパズルのようです。
まずはファイター形態。
旧ロシアの戦闘機をイメージさせる「細く長くキュッと来てバーン」なフォルムは、格好いいったらありゃしない。
上の写真では、ブースターやミサイルは外していますが、武装を外した方が、むしろ凶悪に見えるような気すらします。
異形のガウォーク形態。
一般的なバルキリーシリーズと異なり、主翼が付け根や真ん中でフレキシブルに動かせるため、いろいろと機体に表情(?)をつけることができます。
主翼の中央部ヒンジにはロック機構があり、ファイター形態で水平に広げた場合でも、ヘタレて来る心配が要りません。ここら辺の、細かい気配りはさすがです。
最後はバトロイド形態。
今までの完全変形シリーズと異なり、スタンドが標準で付属します。3形態どの状態でも、それぞれ専用のジョイントを使えば、安定して飾っておくことができます。
「10mの異星人をぶん殴る」という、バルキリーシリーズ開発本来の目的(ええっ?)には、やや力不足かも知れませんが・・・。
とにかく、この戦闘機としてのフォルムは、数ある可変戦闘機の中でも(個人的に)一番魅力的と思います。もう純粋に、飾っていて格好いいですからね。
劇中では壮絶な最期を遂げてしまった機体ですが、戦果を上げて、その技術が統合軍にフィードバックされでもしていたら、後のバルキリーシリーズは、また異なったものになったのかも知れません。
具体的には、こう、VF-1の翼が丸められるとか(何の意味が)。
| 固定リンク
| コメント (4)
| トラックバック (0)
最近のコメント