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2007/03/04

空に蒼い流星

Dsc01258
「レンジ3にSPT、急速接近」
(淡々とした声でお読み下さい)

Dsc01245
魂SPEC・XS-02、SPTレイズナー
外装を交換することにより、ノーマルのレイズナーから、ニューレイズナーに換装できます。
関節は非常に良く動き、特に2重になっている肩関節は、射撃姿勢を取らせる時に重宝します。
V-MAX発動時のフルオープンも再現可能。
が、もちろん、変形などしません(笑)。

Dsc01256
この製品最大の特徴は、その台座にあります。
コクピットのコンソールを模したその台座には、自在に角度が変えられるスタンドが付属し、レイズナーを支えることができます。
また音声ユニットが内蔵され、数種類の効果音と、コンピュータ「レイ」による指示・警告メッセージを十数種類、聞くことができます。

「READY!」
「アラームメッセージ
 回避不能、先制攻撃を要す」


レイズナーにとって「レイ」は不可欠の存在ですから、このギミックはまさに画竜点睛といった感じのアイデアです。

しかもこのメッセージですが、更にオマケがあります。
以降、ネタバレがありますので、ご自身で「レイズナーに隠された秘密」を発見したい方は、ご注意下さい)

Dsc01242

効果音の最後に記録されている「射撃音2」(銃声)を5回連続して押すと、レイが
「行動理解不能」
と言い出します。
続けて何回か押すと、「行動理解不能」を繰り返した後、レイは沈黙してしまいます。
それでも構わず射撃音2を押すと、突然
「待て エイジ」
と、野太い声が響きます。

ズギューン。
「待て エイジ」
ズギューン。
「我が名は フォロン」

レイズナーに隠されたもう一つのAIである、「フォロン」が起動するのです。

劇中では、レイズナーに自分の知らない何かが隠れていることに気づいたエイジが、拳銃をコクピットに撃ち、レイを威嚇することにより、レイの影に潜んでいたフォロンと対話することに成功します。
この製品でも、そのシチュエーションを再現しているわけですね。

なお、この手順はマニュアルにも記載がありません。
原作を知らないと、手順にも気が付かないと思うのですが、きっと
「本編を見ていた人が、気づいた時の嬉しさ」
を味わってもらいたいとの配慮だと思います。
隠されたプレゼント、確かに頂きました。ありがたく頂戴します。

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鋼鉄の凱歌」カテゴリの記事

コメント

> フォロンが隠れているなんて
> 私まったく思っておりませんでした。

私も、前情報では全然思いもよりませんでしたし、手にとって遊んでも、気づくまで時間がかかりました。
やってくれたぜ!という感じです。

> ゼータのふがいなさに絶望していた当時、
> 唯一の福音がこの作品でした。

ゼータもいろんな見方があるかと思いますが、「格好いいロボット」が見たかった私としては同意見です。
V-MAXはとにかく「格好良かった」ですからね。

> 次の魂スペックは、なんでしょうか。
> 個人的にはバイファムあたりかなと思うのですが

ああ、バイファム!良いですねぇ!
それに、魂SPECで出てもおかしくない、いや、出て欲しい題材だと思います。

投稿: 腰原仁志 | 2007/03/06 21:36

フォロンが隠れているなんて
私まったく思っておりませんでした。
しかし、いいですなあ、レイズナー。
久しぶりに見たくなりました。実家のどこかに
当時エアチェックしたVTRが残っているはすなんですが、今も視聴可能だろうか?
ゼータのふがいなさに絶望していた当時、
唯一の福音がこの作品でした。
次の魂スペックは、なんでしょうか。
個人的にはバイファムあたりかなと思うのですが、ゲール先輩のグライムカイザル・・・は出ないだろうな、やっぱ(笑)

投稿: 光明寺雅人 | 2007/03/05 23:00

> それにしても、台座に内臓とはいえ、レイでも遊べるようになったというのは本当に良い時代です(しみじみ)。

ホントですね。しかも当時のあの声ですし。
フォロンまで搭載とは泣けてきます。

この音声で、カーナビ出してくれませんかね、どこかのメーカーで。
・・・と思いましたが、車体を守るためなら勝手に暴走し、運転者の意思に反する行為もためらわないようなシステム、誰も買わないわな(笑)。

> バンダイさんのこの粋な配慮は本当に素晴らしい。

ここは立ち上がって拍手を送りたいところです。
原作を知らない人だったら、こんな隠しシステムがあるのに説明書に書いてないのを怒るのかも知れませんが、そもそも原作を知らなければ、フォロンの声を聞いても何とも思わないでしょうし。

> 次の魂スペックには何が選ばれるのかも気になるところですね^^

そうですね。まだ2種類しか発売されていませんが、「装甲の装着が自在にできる」「可動域は広め」などの共通点があります。
すると、ムーバブルフレームを内蔵した連中とか、可能性が高そうに思うのですが・・・。

投稿: 腰原仁志 | 2007/03/05 22:35

商品を目の前にしておきながら、購入を見送り別商品を
買った愚か者がここにおりまする(ToT)
しまったぁ、やっぱこっちを先に買っておくべきだった!!
しかし、よくぞフォロンの存在を見つけましたねぇ~。
バンダイさんのこの粋な配慮は本当に素晴らしい。
こりゃ、かみさん銀行に相談して、前借してでも購入せねば(^_^;)
次の魂スペックには何が選ばれるのかも気になるところですね^^

投稿: うるぱぱ | 2007/03/05 17:42

…素晴らしいですよメーカーさん。いや、効果音に銃声ですか…。映像がよみがえりますねぇ。

 この作品で思い出すのは、レイズナーというのは実に視聴者と言いますか、子供に好まれた姿形であると言えるということです。

 その昔の話。この作品を放送する前に、二つのロボットを持って町に出てきた方がいました。一つは青い色のロボット、もう一つは金色の姿をしたロボット。二つのロボットを持った方はきっと金色の方が好まれると思っておりました。しかし、子供たちは揃って青い方を選んでしまったのです。その方は首をかしげながらも、青い方を次の番組の主役として選んだのでした…そんな昔話があったとかなかったとか。

 それにしても、台座に内臓とはいえ、レイでも遊べるようになったというのは本当に良い時代です(しみじみ)。レイという存在も間違いなくレイズナーの素晴らしく欠かせない調味料ですからね。

投稿: 弐々 師走 | 2007/03/04 11:31

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