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2007年2月

2007/02/26

高みを目指して

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学び、変わる!

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獣拳合体・DXゲキトージャ
獣拳戦隊ゲキレンジャーの1号ロボ(いや・・・あれ、ロボか?)です。

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3人のゲキレンジャーが、その「激気(ゲキ)」を高めて作り出したゲキビースト。
・・・簡単に言うと「闘将!拉麺男」の猛虎百歩拳みたいなものか?・・・
これが合体して、ゲキトージャになります。
合体するビーストは、写真左からチータータイガージャガー
つまりは人類ネコ科です(根本的に何か間違っています)。

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変形・合体方法は、近来まれに見るシンプルさ。単純化された大獣神といった感じです。
格闘系ロボらしく、武装は尻尾を合体させた三節昆のみ。

また、DX玩具の戦隊ロボには珍しく、両腕を横に開くことができます。

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それは、必殺技・大頑頑拳(上半身を大回転させて敵に突っ込む)を、再現するためだと思われます。
このDX玩具には電動ギミックが内蔵され、腰のボタンを押すと、拳が輝きながら上半身がぐるんぐるん回るのです。
背中にもボタンがあり、そちらを押すと、今度は下半身がぐるんぐるん。

このギミックは単純ながら何か楽しく、意味もないのに、ついぐるんぐるんと回して見入ってしまいます。

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また、ロボットモードの顔が男前で、DX玩具の「顔」としては、1,2を争う出来映えかも知れません。
顔のみならず、全身のメリハリあるラインやクリアパーツが非常にセンス良く、スポーツメーカーがバックアップしている戦隊(という設定)なのも頷けます。

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これはこれで格好いいし。

ただ、電動ギミックを優先したためか、可動する部位は意外と少なく、肩と股関節、手首と胸のみとなっています。
せっかくの格闘ロボなのに、ちょっと勿体ないような気もしますが、多分これからまだまだ何かと合体しなければならないので、仕方ないことなのでしょう。
すでにタイガーのアゴの裏とか、腕とかに、謎のジョイントが見受けられますし。

そうは言っても、第2話での豪快な格闘戦とかを見ていますと、やっぱり各部がガシガシと動く、フルアクションフィギュアも欲しくなってきます。
合体しなくて良いですから、発売してくれないものでしょうかね。

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2007/02/24

未来派LOVERS

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見るものの心理的効果まで計算されて云々

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BRAVE合金07
警視庁特車二科第2小隊所属・
篠原重工製98式AVパトロールレイバー・
「イングラム1号機」「イングラム2号機」
[MOVIE Ver.]。

商品名には1号機と2号機の名前がありますが、決して2体入っているわけではなく、コンパチブルなパーツが同梱されていて、いずれかを選択して組み立てられるようになっています。

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スタイルは申し分なし、 ただ立っているだけでも充分格好良く、絵になります。
なんか気品があるんですよね、イングラムって。
金属パーツが多く、かなり重量感があるので、立たせていても安定しています。

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可動域も十分、特に膝は2重関節でかなり曲げられます。
デザインの関係上、股関節だけは少々不自由ですが、まぁこれはしょうがない。
それにしても、関節カバーがきちんと布で再現されたイングラムの立体物って、初めてじゃないですかね。

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右腕は、リボルバーカノンを取り出すために伸縮でき、さらに脛のカバーを開くと、連動してリボルバーカノンもせり上がります。
きちんと指で掴める位置まで上がってくるのには、ちょっと感動。

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また、腹部のコクピットハッチが設定通り開閉し、中にフィギュアを搭乗させることもできます。
そのまま、背中のスイッチを上げると。

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シートがせり上がり、操縦者がイングラムの首から頭を出すこともできます。
こういう細かいこだわりは、実に嬉しいところです。

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もっとも搭乗者のフィギュアはこうなので、
・・・正直申し上げて、乗せているのが野明なのか太田さんなのかも怪しい・・・ひろみちゃんにすら見える・・・のですが(笑)。

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そして一番素晴らしいギミックが、このパトライト
背中のスイッチを入れると、音こそ鳴りませんが、強烈に輝きます。
またその点滅パターンが実に綺麗で格好良く、思わず
「おお?凄ぇ!」
と、声を上げてしまうこと請け合い。
個人的には、最も気に入ったギミックです。

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サイズとしては、スタンダードの超合金魂と同じくらいなので、こんな絡ませ方もできます。
なんか意外としっくり来ています。
・・・ちょっと勝てそうにもないですが(^^;)。

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BRAVE合金シリーズは、(その名の通り)勇者ロボなどが主流かと思っていましたので、このイングラムの登場には、少なからず驚きました。
しかしその出来映えは非常に満足のいくもので、ここぞというツボをキッチリ押さえた名作になっていると思います。
リボルテックシリーズなどとはまた違った意味で、遊び甲斐の頂点を極めて貰いたいものです。

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2007/02/21

封印城の秘密

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キーボッツダークドラゴンキャッスル&マティウスボウツ
鍵とロックコアによって組み替えが可能な、キーボッツシリーズの新作です。

今回のシリーズでは、新たに「ロックブラストシステム」が取り入れられ、鍵を差し込むことによって、各所から弾が発射できるようになっています。
弾と言っても兵士の形をしているので、ようは人間大砲ですな。
このダークドラゴンキャッスルは、名前の通り敵らしいですが、「」と「ドラゴン」を巧みに組み合わせたデザインがステキです。
城から変形してロボットに」という仕組み自体が、実にわくわくさせてくれますしね。
RPG伝説ヘポイ・・・って知ってる?

さて、このダークドラゴンキャッスルは、(当然ですが)今までのシリーズとジョイントが共通なので、様々な組み替え遊びが可能です。
今までの財産を使い、片っ端から変なパーツを付けて・・・みるのも良いですが、今回は敢えて、このダークドラゴンキャッスルのみでも「こんなに遊べる」ということをやってみましょう。

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まずは、惑星ゾラのウォーカーマシン・プロメウスタイプ
シンプルで何だか可愛い。

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続いて、キングザウルス3世モドキ
上空から流星キックが来たとしても、尻尾で迎撃できます。

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最後は、またウォーカーマシン・オストリッチタイプ
ダークドラゴンキャッスルのパーツは、3個しか使ってない・・・。

このキーボッツシリーズですが、大変失礼ながら、当初はここまでシリーズが続くとは考えもしませんでした。
番組としてTV放映されているわけではありませんし、1年でお終いかな?などと思っていたものです。

それがここまでロングランシリーズになれた理由は、「ロック・ブレイク!」の気持ち良さと、だんだんと経験値を積み上げていった開発者の方の努力のためではないでしょうか。
シリーズの番号が進むごとに、新たなギミックが盛り込まれ、新たな挑戦が感じ取れるのです。
ターゲットを小学校低学年に絞っておきながら、決して飽きられないよう、随所に新しいアイデアを盛り込んでいく姿勢には頭が下がります。

新しいアイデアというと、○○○の動く城・・・が来たので、
次は・・・。空に浮かぶ都市、かな?
○○○○は本当にあったんだ!(いや古くなってるし)

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2007/02/17

真実のバシュタール

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REVOLTECH No.021、GR‐2
「ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日」に登場した、ジャイアントロボの兄弟機です。劇中でも、また元となった特撮版でも、海中戦に特化した侵略兵器であり、最大の武器は「飛び出す両腕」でした。

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リボルテック版でも、メリハリの効いたプロポーションが再現され、どこからどう見てもワルモノです。格好いいったらありゃしない。
さすがに額の三日月型衝角は飛びませんが、これだけ細い造形にもかかわらず、材質が(多分)塩ビなので、安心して遊び倒せるあたりも嬉しい配慮です。

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さらにボーマスパーツとして、同シリーズのジャイアントロボ用、ロケットバズーカが付属します。
バズーカの基部ごと差し替えですが、支点はリボルバージョイントなので、角度もある程度変えられます。

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主役メカだけでなく、そのライバル機(さらには、そのライバル機にとどめを刺した武装)までも発売できるのが、リボルテック・シリーズの懐の深さなのでしょう。
後は何とか、GR-3まで発売して頂きたいところですが・・・。

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2007/02/14

バカがヨロイでやってくる

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「人呼んで、夜明けのヴァン!」
(二度と呼ばれなかったような気がするけど・・・)

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Max Factory製、DANN of THURSDAY
ガン×ソード」に登場する、「神は裁き」という意味の名を持つ最強のヨロイ・・・身も蓋もなく言うと巨大ロボット・・・の、フルアクションフィギュアです。
映像では、衛星軌道上からまさしく「神の裁き」のごとく落下してくる巨大剣であり、それが(何故か)変形してロボットになるというものでした。
白い塗装と、クリアブルーの成型がかなり綺麗で、最強のヨロイと呼ばれるにふさわしい出来映えです。

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この製品では、その(非常に)ムチャな変形はあっさりとカットされていますが、その代わり、ケレン味たっぷりの可動できるよう、心が込められています。
肘や膝の深い踏み込みはもちろん、肩や足首にも斜めの軸が切られ、ダイナミックな動きが可能です。
デザイン上だとかなり動きに制限を出しそうな手足のチューブも、柔らかい材質のため、かなり良い感じでハッタリをかませます。
また、最強の武器であるバカでかい剣は、劇中通り、二刀流に分離させることもできます。

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全く個人的な感想ですが、このアイテムで遊んでいると、何とはなしに、「ジョジョの奇妙な冒険」の、第3部=スターダスト・クルセイダース=を思い出してしまいます。
「ハイエロファント」とか、「シルバー・チャリオッツ」とかいう単語が、どうも脳裏から離れないのです。
多分、細身で戦闘的なスタイルとか、独特な立ちポーズとかが、私の大好きなジョジョと同じ周波数の電波をガンガン放射しているんだと思います。

こちらでは「ガン×ソード」を放映していなかったのですが、幸いなことに、今はGyaO!などの無料動画配信サービスでも視聴が可能です。
おかげで私も、ヴァンの勇姿(と、ウェンディの可憐さ)を、たっぷり堪能することができました。

「ガン×ソード」の謳い文句は「痛快娯楽復讐劇」でしたが、やっぱり「痛快」で「娯楽」な番組はいいなぁ、としみじみ思います。

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2007/02/11

Say,Mark-Two

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Real Robot RevolutionエルガイムMark-Ⅱ
主に80年代ロボットアニメのメカを、現代の技術で再構築するプラモのシリーズです。
以前にレイズナーがキット化されましたが、今回は「重戦機エルガイム」より、エルガイムMark-Ⅱが発売されました。主人公、ダバ・マイロードの乗る後半の主役機です。

放映当時の1/100プラモも非常に良くできていましたが、さすがに現代の技術は桁違い。
細部までこだわった部品分けには脱帽です。
当時のプラモでは、経年劣化で溶けてしまうと評判だった腹のゴム部分も、(おそらく)PVC製になっており、一安心。
これは頑張って作らないといけないですね。

ところで、何でまたわざわざ、組んでもいないプラモの紹介をしているかといいますと。
この商品の箱絵を描かれているのは、聖獣機ヴィルゼノンでキャラ&メカデザインをして頂いている、盟友・渡辺哲也さんだからです!

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か、かっこええ!
まさに、私たちが当時憧れていた、ペンタゴナ最強のヘビーメタル
箱絵だけでもう大興奮、なんかもうプラモ作らなくても良いかも(おい)というほどの満足度です。
なんだかエラい人にメカデザインしてもらってるなぁ、俺(笑)。

Mark-Ⅱは、総てに於いて革新的、魅力的なデザインワークとして、私たちの前に現れました。
悪のラスボスのような、凶悪な面構え(目玉があるなんて!)
尖りまくった戦闘的なフォルム、
そして、総てを圧倒するバスターランチャー。

劇中では(私が思っていたほど)凶悪に強いという描写は、それほど多くはなかったですが・・・まぁダバの性格にもよりますけど・・・、それでも、最初に設定画を見た時の衝撃は強烈でした。
バスターランチャーは男の浪漫」ですからねぇ。

うん、記事を書いているだけでも何だか元気が湧いてきました。
やっぱり、頑張って作りましょう。プラモは作るためにあるのですからね。


え?ヤマト?(^^;)

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2007/02/07

月は出ているか?

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「は?」
「月は出ているかと聞いているんだ!」

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GUNDAM FIX FIGURATION #0033、ガンダムX
ガンダム史上を通じても最強クラスの兵器であるサテライトキャノン、それを単体で運用可能なニュータイプ専用ガンダムです。
このGUNDAM FIXでは、サテライトキャノンの展開や、背中へのL字型収納を差し替えなしで行えます。
佇む姿は威風堂々、実に格好良いシルエットです。
かつて
「シルエットだけで名前の分からないようなロボットは、主役にはふさわしくない」
とどこかで言われてたのを聞いたような気がしますが、その点でガンダムXは、実に主役メカにふさわしいと思います。

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もっとも、サテライトキャノン自体はあまりに強力すぎ、実際に地上で使ったのは数回のみでした。
(まぁ、湖が丸ごと蒸発するような兵器、そこら辺でホイホイ使われても困りますし)
そのためか、物語前半で早くも改修が行われ、大破したサテライトキャノンに換わって装備されたのが、こちらのディバイダー
シールド兼高速ブースター兼19連ビーム砲(ハモニカ砲)として使える、万能兵器です。
使い勝手は良かったらしく、後半までこの姿で活躍していました。

個人的には、サテライトキャノンのケレン味やデメリット(月からのマイクロウェーブが受信されないと発射できない)なども大変好きだったので、ガンダムXディバイダーになった時は、少し残念でした。

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また、パーツを換装することにより、ガンダムXの従者・・・ビットモビルスーツであるGXビットにすることもできます。
ガンダムXは、一人のニュータイプが、X本体とGXビット12機による小隊を組むことによって、最大の攻撃力を発揮できるようになっているそうです。
本来のパイロットであるジャミルは、それらを駆使することによって、落下するコロニーを撃破したこともあったそうですから、その攻撃力たるや恐るべし。


しかし、ガンダムXの物語としての主人公はそのジャミルではなく、ガロード・ランというただの少年でした。
彼の一番凄いところは、ニュータイプでも何でもないのに、ガンダムという番組の主役をはり続けたことです。
簡単に言っちゃうと、物語のヒロインであるニュータイプの少女・ティファに、
「ティファ!お前は俺が守る!」
と言い続けるためだけに頑張る、ただそれだけの子供でしたのに。
そこが泣かせる、オトナの心も震わせる、良い奴でしたよ、ガロード。

ガンダムXという番組は、素晴らしく良いエピソードが連発していたにもかかわらず、割と立体化などには恵まれない、不遇な扱いを受けてきたような気がします。
それでも、放映終了してからこうやって、会心の作である立体ものが発売されるということは。
まだあの熱いガロードの魂を、覚えている人がいるということなのでしょう。

「月はいつもそこにある」

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2007/02/03

ブービー・トラップ

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I love you so…

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WAVE HIGH ADVANCED MODEL、SDF-1・マクロス
映画版「超時空要塞マクロス-愛・おぼえていますか」に登場した宇宙戦艦です。設定では全長1200mの超巨大母艦ですが、このモデルでは1/5000スケールということで、手頃な大きさになっています。
しかしその精密さは見事なもので、映画版の感動が蘇ってきます。

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もちろん冒頭の写真のように、要塞型から強攻型への変形も、差し替えなしで行えます。
映画版なので、両腕がアームド1と2になっていますが、個人的にはTV版「ダイダロス・アタック」のムチャクチャさが好きだったので、交換用にプロメテウスとダイダロスが付いていればなぁ、と。

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さて実際のサイズですが、超合金魂のギャリアと比べるとこの通り。
マクロスというよりもミクロス・・・げほげほっ!
もうちょっと、もうちょっと大きくても、バチが当たらなかったんじゃないかなぁ。

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そうは言っても、この出来映えで、あのマクロスが地球に帰還したのであれば、両手を上げて歓迎いたします。

最近は、懐かしいキャラクターが現在の技術で新たな姿を得て、蘇ってくることが多くなりました。
今の私の部屋だけを見ても、ボルテスヤマトガンバスターにマクロスにエヴァ…って、一体今年は、西暦何年なんだ?と、混乱しそうな状況です。
それだけ、需要と供給に広がりが出てきたということなのでしょう。

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