サーカスの天使
先日単行本も見事に完結した、マンガ「からくりサーカス」より、
才賀・エレオノール(しろがね)と、タランダ・リーゼロッテ・橘。
メガハウス・ExcellentModelのシリーズです。
個人的に非常に好きなマンガだったので、二人のヒロインの発売は非常に嬉しいところです。
しろがねは、懸糸傀儡「あるるかん」を操るポーズ。
腕のむっちり感とかも素晴らしいですが、何より、原作の絵の雰囲気を非常に良くとらえていると思います。
リーゼさんは猛獣使いの舞台衣装。
メインエピソードのドラム編や幻獣編のみならず、最終回の成長した姿とかを見るにつれ、「健気という言葉は、彼女のためにあるようなものだなぁ」と思います。
幸せになって欲しいものでありますなぁ。うるうる。
さて、ここからは原作マンガのからくりサーカスのお話です。
この作品は、非常に長い時間をかけてキャラを立たせ、伏線を張り、物語を紡いできました。
連載時にはなかった、単行本でのエンディング=カーテンコールに、膨大な数のキャラクターが手を振っていることからも、その壮大さが分かります。
サーカスだけに、物語の「どんでん返し」ぶりも見事なものでした。
未読の方のためにネタバレは避けますが、本当の敵の正体が、「あの人」だったと知った時は衝撃でした。
「ええ?こいつなの?何で?・・・
いや待てよ、そう言えば確かに最初から、昔○○を○○にって言ってたっけ・・・」
また、観客=人間としては絶対に許し得るはずのない、仇敵・フランシーヌ人形に至っては、涙なしにはその最期を見られません。
人形のくせに、悲劇の根元のくせに、まさかあんな素晴らしい役を演じきろうとは、夢にも思いませんでしたよ。
本当に見事なショーを拝見しました。ありがとうございました。
(ここでスタンディングオベーション)
| 固定リンク
「百花繚乱」カテゴリの記事
- スーパーライブコンビネーション(2024.01.13)
- LOVE , LIVE , ALIVE(2022.04.24)
- 冒険は相棒を乗せて(2021.01.17)
- 宇宙に輝くキラキラ星(2020.05.10)
- DANZEN!(2018.07.29)
コメント
> 1,2枚目の画像のバックがキャラと素晴らしくピタリとはまってますねー♪
ありがとうございます~。
ひたすら加工に力を入れた甲斐がありました。
> 藤田先生の漫画はどれも「漫画愛・読書愛」に満ちていて読んでて嬉しくなりますよね(^^)。
全くです。先生の作品は短編も好きなんですが、大河ドラマはやっぱり最高ですね。
> どこかのメーカーが、リモコンの(けっしてラジコンではなく、あくまで、有線リモコンの)マリオネット商品を出してくれないものでしょうか…。
民芸品みたいな「操り人形」も、それはそれで面白いと思います。
> マンガは4年くらい前にたまたま(本当にたまたま)サンデーを買った
4年前といえば、どこでしょう?
黒羽村のあたりのことかな?
> ヒロインも良いですが、是非アシハナとかをフィュア化して欲しいもんです。
「あっしは別に構いませんが・・とにかく
お代はいかほど頂けるんで?」
投稿: 腰原仁志 | 2006/08/21 22:03
ヒロインも良いですが、是非アシハナとかをフィギュア化して欲しいもんです。
ワンコインのうしおととらフィギュアも
あからさまに「麻子と真由子」がハズレな感じでしたし(笑)
藤田先生のひたすら風呂敷を広げまくって
終盤で怒濤のごとくとじる、と言う超絶技法は
誰にもマネできないモノだと思います。
黒幕もさることながら「柔らかい石」の顛末や
「三解のフェイスレス」の3つ目の「解」の解釈など
広げ方も豪快なら閉じ方も豪快すぎて
「うしおととら」の頃から愛して止まないマンガ家の一人です。
投稿: たら | 2006/08/20 21:51
このマンガは4年くらい前にたまたま(本当にたまたま)サンデーを買った(おそらく、人生の中でサンデーを買ったのはこれが最初で最後)時に読んだだけなのですが、その時はなにやら既にクライマックスで、主人公が中ボス?を倒してさあ次回はいよいよラスボスだという話だったと思います。そしてその数週間後にお○ス○で新シリーズが始まった事を知ったのですが、その後は烈火の炎が終わるまでちょくちょく読んだだけでその後は完全におさらばとなりました、はい、どうでもいい話ですね(じゃあ言うな)。
そういえば、この話の次のページでやっていた勝手に改蔵にて、決戦に臨む主人公にエールを送る様な台詞があった様な気が・・・。
しかし、このしろがねって人、自分が読んだ話では既にほうほうの体だった気がするのですが・・・(w
投稿: ダイ・アナザー・ガイ | 2006/08/20 13:13
からくりサーカス!良かったですよねぇ…。(まだ、最終回だけ読んでいないんですが、期待は決して裏切られぬと安心しています。)
どこかのメーカーが、リモコンの(けっしてラジコンではなく、あくまで、有線リモコンの)マリオネット商品を出してくれないものでしょうか…。
ところで…、【以下、ネタバレを含みます!】
すべての悲劇の元凶は、弟との約束を守る気などまっっったく無かった―――なにしろ、躊躇すらしなかった…!―――白銀兄貴だと思います。
(それなのに物語上は「正義の開祖」として描かれる……ある意味、究極のマッチポンプ。)
作者も、あの「約束やぶりの寝取り男」話を描いたあとになって、さすがに「正義の開祖」がこれじゃまずいと思った??のか、
弟の白金をいきなりドメスティックバイオレンス男にしてしまい、「ほら、こいつ悪い奴でしょ?」とむりやり強調。
(どこにそんな暴力野郎という伏線があったんだぁぁぁっ!)
なんて可哀想な白金くん。
…週刊連載マンガは、毎週ごとの盛り上がりが最優先のため、どうしてもムリヤリな展開が出てしまいますよね。
他にも、
「人間フランシーヌは悲劇的に死にました」という設定だけを先に披露してしまったため、実際にその最期を描く場面になったら、わけのわからん理由で無意味に自決、まるっきり無駄死にでしたし。
ところが、さすがは富士鷹ジュビロ先生(by吠えよペン)!
こういった、つい勢いで描いちゃいました的な部分を、あとで見事に解消してくれるんですよね!
あたかも、「あしたのジョー」で力石を大きく描きすぎたミスが、かえって、のちの名場面を生み出したように。
みごとだ富士鷹!ライバルとして不足無し!!(←何者だお前は)
投稿: ヨモスエ | 2006/08/20 08:42
おぉー♪
1,2枚目の画像のバックがキャラと素晴らしくピタリとはまってますねー♪
どちらも素敵ですねー(むっちりも(笑))
後姿なども見たい所です(^^)。
藤田先生の漫画はどれも「漫画愛・読書愛」に満ちていて読んでて嬉しくなりますよね(^^)。
あぁカラクリサーカスの最終巻早く買ってこなくちゃ(汗)。
投稿: カモタロー | 2006/08/20 07:10