« 俺たちの翼 | トップページ | 嵐の勇者 »

2006/06/01

背中越しにセンチメンタル

Dsc04431

Dsc04424

(株)やまと製、1/15scale 完全変形ガーランド
80年代のOVA、「メガゾーン23」の主役メカです。
軍用大型戦闘バイクから、マニューバ・スレイブ形態に変形します。
当時から完全変形の玩具は熱望されていましたが、あれから20年ほどを経て、ようやく巡り逢うことが出来ました。
ガーランド自体はもちろん、乗っている省吾のフィギュアでさえも、取り外すことなく変形が可能です。

Dsc04426

Dsc04427

バイク形態はスマートにしてパワフル、適度な重量感も魅力です。
リアのブレーキランプやウィンカーなども、ぬかりなく再現されています。

省吾のフィギュアは、頭部の髪の毛を差し替えて、素顔・バイザー装備・そして「必勝」のハチマキ装備(笑)にすることが可能です。
実に良く、落としどころを分かっていらっしゃる。

Dsc04428

そして、この複雑怪奇な変形過程を経て・・・。

Dsc04433

マニューバ・スレイブの完成。
ガーランドは、腕や脚の基部がフレームで移動する独特の変形パターンを持っていますが、この玩具ではそれらをしっかりと固定するために、強力なマグネットを使用しています。
そのため、バイクの外装に変なダボ穴などを設けることなく、かつ確実に、変形前後のフレームを固定することが出来ます。
これは遊びやすさと強健さを兼ね備えた、実に良いアイデアだと思います。

Dsc04430

また複雑な変形にもかかわらず、可動部分もかなり広く、ポーズ付けはダイナミックに行えます。特に足首は数段階に引き出せ、接地面積を上げてしっかり立つことに役立ちます。

Dsc04423

大きさ比較。
写真右はミクロマン、省吾が乗っているのは仮面ライダーカブトのプラメカ・カブトエクステンダー
このくらいの大きさのバイクがちょうど良いのですから、ガーランドの並はずれた巨大さが分かります。そりゃ車を挽き潰せるわけだ。


ところでOVA本編では、省吾たちが暮らす街は、実は80年代の東京を模して作られた虚構の都市でした。
そして、その時代をモデルに選んだ理由として
「その時、その場所が、(後の歴史からみて)最も文化が輝いていた時代だったから」
というようなことが語られていました。

いつが一番良い時代だったか、それは人によって違うことでしょう。
私だって、80年代はそりゃぁ楽しかったし、90年代もとてもエキサイティングでした。

でも、あの頃憧れていたガーランド、それが20年の時を経て手に入るならば、こんな21世紀も捨てたもんじゃないと思いますよ。

|

« 俺たちの翼 | トップページ | 嵐の勇者 »

鋼鉄の凱歌」カテゴリの記事

コメント

> うちのガーランド変形させて
> しばらくしたら腕が抜け落ちました。

なんと!それは大変ですね。
うちのは今のところ何ともないのですが、どこから抜けましたか?
肩の付け根(タイヤと接する部分)でしょうか、それとも肩と上腕の隙間でしょうか。

かなり丈夫そうなので安心していたのですが、やっぱり気を付けて取り扱わないといけないんでしょうかね。

投稿: 腰原仁志 | 2006/06/06 21:22

はじめまして。
うちのガーランド変形させて
しばらくしたら腕が抜け落ちました。
気になったので破損してないほうの
肩をバラしてみるとうっすらとヒビが
入ってました。
別に変に力は入れてないし、
落としてもいないのですが、
皆さんのはどうですか?

投稿: mk | 2006/06/06 00:50

> ガーランドのせいか、今の愛車一号は真っ赤っかのフルカウルモデル(笑)。

なるほどねー、やっぱりバイクは「そのものの憧れ」がもろに出ますね。
私の愛車、1号は中古のアメリカンでしたが、バイトして初めて自分のお金で買った2号は、フルカウルの白いVT。
もちろん、サイクロン号が欲しかったのであります。

> '80s・・・バイク乗りの観点からはHY戦争が思い出されるのですが・・・
> 確かに、工業技術が花開いた時期であり、同時に日本人の心も精神も、世界に、そして想像上の世界:アニメ・特撮 へと暴力的に、広がり始めた頃で。

確かに面白い、良い時代でしたね。
何を始めてもエポックメイキングとなれたし、まだあの頃は「新世紀」に対する憧れがあったし。

> ある意味、バイクに乗るって コスプレの一種なのかも?(爆笑)

それはもう、少なからずあると思います。
私もヘルメットには「J9」ってカッティングシート貼ってたし、ツナギは「黒に白いライン入り」って決めてたし(^^;)。

投稿: 腰原仁志 | 2006/06/05 21:16

そうそう、「背中越しにセンチメンタル」は彼女とタンデムしたとき ふと頭をよぎって、ヘルメットの中で口ずさんで・・・今はもう別れちゃいましたが(涙)・・・

「琥珀色の男の夢」は、よく飲んでます。だって「命の水」だもん(←ただの飲んべえだっての:笑)!

投稿: しんさん | 2006/06/04 22:25

実は わたくし現役のバイク乗りでして(笑)。

まだ免許を取れなかった当時、ガーランドもライドアーマーも憧れでした。
ガーランドのせいか、今の愛車一号は真っ赤っかのフルカウルモデル(笑)。
ライドアーマーは、通常タイプよりプロトタイプっぽいブロウスーペリアが好きだったなあ。
プラモデルも買ったけど、当時人間をプラモで表現すのには無理があったような(笑)・・・

'80s・・・バイク乗りの観点からはHY戦争が思い出されるのですが・・・
確かに、工業技術が花開いた時期であり、同時に日本人の心も精神も、世界に、そして想像上の世界:アニメ・特撮 へと暴力的に、広がり始めた頃で。毎日が新番組・新製品!そんな感じで いつもワクワクしてたなあ。

「必勝」は無いけど、ヘルメットに「絶対無敵」ってカッティングシートで製作・貼付してるオレって(笑)・・・
ある意味、バイクに乗るって コスプレの一種なのかも?(爆笑)


投稿: しんさん | 2006/06/04 22:17

>> こんな21世紀も捨てたもんじゃない
> なぜでしょう…
> このフレーズにグッとこみ上げるものがあるのは…

今の自分が幸せだからこそ、です。
(by松任谷由実)

ああ、なんか適当に知ったようなことを・・・。

投稿: 腰原仁志 | 2006/06/04 19:53

> こんな21世紀も捨てたもんじゃない

なぜでしょう…
このフレーズにグッとこみ上げるものがあるのは…

投稿: Zin | 2006/06/03 08:54

> 超合金魂といい21世紀も捨てたもんじゃないですな(そんな事でかよ)

いやぁ、それが私たちには一番大事なことです(良いのかよそんなんで)。

> メガゾーンといえば、当時の「ふぁんろ~ど」に、「くりいむレモンが恥ずかしくて買えない人のためのアニメ」という投稿があったのを思い出します。(*^_^*)

またそんな、見も蓋もないというか、言っちゃったら全部お終いなことを堂々と(笑)。

> モスピーダの現実的な問題点は……
> 「搭乗者が人間離れした股関節を持っていないと変形出来ない」と何処かで見た記憶が♪

ブーツを履いた状態で、思いっきりガニ股が出来る人でないと、あのバイクには乗れないんですな。

> モスピーダ最大の問題点といえば、あれがパワードスーツ で は な く 、実は ただの鎧 だということでしょう。

設定では(玩具でも)、腰と膝の横をサイドアーマーが繋いで、ニュースとかで見る「介護用パワードスーツ」みたいな外骨格になっていましたので、誰もが暗黙の了解で
「パワードスーツに違いない」
と思いこんでいましたが・・・。

あれ鎧なんだ。
もはや本当に「動く棺桶」ですよね。

投稿: 腰原仁志 | 2006/06/02 22:03

 メガゾーンといえば、当時の「ふぁんろ~ど」に、「くりいむレモンが恥ずかしくて買えない人のためのアニメ」という投稿があったのを思い出します。(*^_^*)


 モスピーダ最大の問題点といえば、あれがパワードスーツ で は な く 、実は ただの鎧 だということでしょう。
(「月刊OUT」のモスピーダ特集で明かされた、しょーげきの設定。)

 「主人公が、実はレイではない」事とならんで、この設定には腰が抜けました(^_^;)

投稿: ヨモスエ | 2006/06/02 13:27

モスピーダの現実的な問題点は……
「搭乗者が人間離れした股関節を持っていないと変形出来ない」と何処かで見た記憶が♪

LDとかムックを掘り出し確認していないので真偽の程は判明してませんが。

投稿: MUF | 2006/06/02 01:52

 あのガーランドが完全変形のTOYででるとは当時は誰もおもわなんだ。超合金魂といい21世紀も捨てたもんじゃないですな(そんな事でかよ)
 バイクといえば後はモスピーダですね。レギオスはトイナミででますけど、モスピーダはでてないですよね?
 これも何時の日か…

 

投稿: G軍曹 | 2006/06/02 00:20

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 背中越しにセンチメンタル:

« 俺たちの翼 | トップページ | 嵐の勇者 »