禁じられた言葉

REAL ACTION HEROES、メフィラス星人。
造形は文句なし、材質も柔らかくて何だか気持ちいい(笑)です。
メフィラス星人は、初代ウルトラマンの敵の中でも異彩を放っていました。
ザラブ星人やバルタン星人だけでなく、巨大フジ隊員(!)を操る底知れない超能力。
さらには、ウルトラマンとすら互角以上に渡り合う戦闘力。
それらを持ちながら、あくまで地球人の精神的屈服にのみこだわり、
「サトル君。私に『地球をあげる』と言ってくれないかね?」
と迫る不気味さには、単に『悪質宇宙人」という言葉では割り切れない、不思議さと恐ろしさがありました。
もっとも、何でただの一般人であるサトル少年に『地球をあげる』と言って欲しかったのか、そこら辺が全然分からないのも不気味でしたが。
日本の法律では、未成年の承諾は取り消せますぞ?(^^;)
またこの回は、ウルトラマン=ハヤタ隊員に
「貴様は地球人、宇宙人、どっち(の味方)なんだ!」と詰め寄るメフィラス星人や、それに「両方だ!」と返すハヤタ隊員など、後のウルトラセブン的ロジックの原典という点でも見応えがありました。
さて、それはおいといて。
これだけ紳士的で神秘的だった初代メフィラス星人に比べ、2代目(ウルトラマンタロウに登場)と来たら・・・。
神経毒で地球の子供たちを虚弱体質にする(?)という、分かったような分からないような不思議な戦術をとり、タロウに戦法を「卑怯だ!」と罵られると、
「ヒキョウもラッキョウもあるものか!」
という迷セリフを吐く、トホホ宇宙人に成り下がっていましたっけ。
前置きが長かったですが、ここからが今日の本題です。
もし、このメフィラス星人に3代目がいたら、今頃何をやっているのでしょうか。
やっぱり例の2代目の後継者ですから、さらに情けない異星人に転落しているのでしょうか。
例えば、巨大フジ隊員に
「フジ君!
私に『今晩飲みに行きませんか?』と言ってくれないかね?」
などとセクハラをしかけていたりして。

| 固定リンク
「特撮コレクション」カテゴリの記事
- 宇宙の神秘が光ってる(2023.09.09)
- その名はアースガロン(2023.07.23)
- 俺が行く!(2023.07.17)
- 令和のベルト(2023.04.02)
- ジー・シャーック!(2023.02.12)
コメント
> それはもう、外見以外、ただのオッサンです。
外見もかなりオッサ・・・。
投稿: 腰原仁志 | 2005/09/12 21:57
>三代目
それはもう、外見以外、ただのオッサンです。
投稿: やまもと | 2005/09/12 19:14